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2016-12-24

コスタリカ・ラスラハス農園 販売開始のお知らせ

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なかなか上手にそのポテンシャルを引き出せなかった
「コスタリカ・ラスラハス農園・ナチュラル」ですが、
いろいろ調整を重ねてようやく満足のいく焙煎ができたので
ネットショップでの販売をスタートします。

コスタリカ・ラスラハス農園・ナチュラルの特徴

まずはどんな感じのコーヒー豆なのかを簡単にご紹介。

「コスタリカのセントラルバレー地区でナチュラル精製を行う農園としては
草分け的存在のラスラハス農園。
ミネラルたっぷりの火山性土壌で大切に育てられた高品質なコーヒー豆です。
生豆の状態で既にナチュラル精製らしい高いポテンシャルを感じさせる芳醇な香りを漂わせています。
浅めのハイローストに仕上げることで、果実感の強い爽やかな香りと、
口に入れた瞬間にハッとするほどの甘く優しい酸味を表現しました。
完熟ベリーのような味わいと舌に残る黒蜜のような独特の甘みも大きな特徴です。
ナチュラル精製らしい複雑なフレーバー感をお楽しみください。」

というわけで悟理道珈琲的には珍しい浅めの「ハイロースト」に仕上げました。
入荷直後は中深煎り近辺を探っていたのですが、

どうもフレーバーが飛んでしまって物足りない味に仕上がってしまっていたので、
繊細さを生かすために一回の焙煎量を減らすことで相対的に火力を上げ、
1ハゼ終了直前に焙煎を終了するようにしました。

結論としてはこれまで取り扱っていた同じコスタリカのテラ・ベジャ農園よりも
浅めの焙煎でその特徴が生かせるコーヒー豆だったということです。
最近の浅めの焙煎のトレンドに習い強めの火力で焙煎時間を短めにすることで、
特徴的なフレーバーを豆の内部に閉じ込めました。

口に含んだ瞬間にハッ!とするくらいの華やかさを感じられる浅めの焙煎は、
悟理道珈琲っぽくないといえばぽくないのですが、
個人的にはかなりいい感じの仕上がりだと思っています。

コスタリカはこれまでいくつかの農園の物を焙煎してきましたが、
農園ごとに豆の持つ特徴が大きく違うので毎回頭を悩ませています。
もちろんどの農園の物にもベースとなる「コスタリカらしさ」は存在しているのですが、
それぞれの特徴をどう捉え、どういう焙煎をすればその特徴を余すところなく表現できるのか
を考えるのがロースターの腕の見せ所であり、存在意義だと思っています。
そういう意味では楽しく試行錯誤できました。

そんなこんなの紆余曲折で満足のいく仕上がりとなった
「コスタリカ・ラスラハス農園・ナチュラル」を
ネットショップに掲載いたしましたので、ぜひお試しあれ!

※生豆の価格が高いのと、一回に焙煎できる量が少ないことのダブルコンボで
お値段は高めとなっております。なにとぞご了承ください。

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