toggle
2015-06-18

仕事旅行に出かけてきました

20150618_1

皆さん「仕事旅行」というサービスをご存知ですか?

「ゆるキャラになる旅」とか「イルカトレーナーになる旅」とか「マジシャンになる旅」とか普段なかなか体験できない職業を一日見たり実際に体験できるという旅行形式のサービスです。単純に興味本位での体験はもちろん、異業種への転職などを考えている人へのきっかけ作りとしても面白いサービスとなっています。

その中に「カフェオーナーになる旅」というのがありまして、横浜は天王町のカフェ「poro珈琲」さんにその旅を体験しに行ってまいりました。

そもそもなぜこの旅に行こうかと思ったのかというと、自分もコーヒー業の端くれとして最近ではイベントで出店もさせていただいていますが、自分でも意外なことに実は本格的な飲食業の経験がないのです。学生時代から振り返ってみてもわりといろんな業種のアルバイトをしてきたほうだと思っていますが、なぜか飲食だけはぽっかり抜けてます。それゆえにカウンターの向こう側がどうなっているのかあまりよく知りません。それをちょっとでも知りたいなと思ったのが一つ。

もうひとつはporo珈琲のオーナー笠原さんの経歴が非常におもしろくて興味があったということ。詳しい経歴や笠原さんがporo珈琲を作るまでは結構詳細にブログに書かれているので興味のある方にはぜひそちらをご覧いただきたいのですが、全くの異業種(エンジニア)からカフェを開くまでの経緯がなかなかドラマチック。何か一つ要素が欠けていたらこの人はここでカフェを始めていなかったんじゃないかと思うと、人生というものは不思議に溢れたものだと実感します。

さらにもうひとつはporoコーヒーがフィンランドをイメージしたカフェだということ。現地に数年間在住していたオーナーの店内の雰囲気づくりは参考になるところが多いのではないだろうかと思いました。

あともうひとつ、poro珈琲さんは自家焙煎ではないものの、コーヒーにこだわりを持ちキチンとしたお店から豆を仕入れていることもこの旅行に参加しようと思った大きな要素です。これがなかったら多分申し込みしていませんでした。

この「カフェオーナーになる旅」でどんな一日を過ごしたのかは、もしかしたらこのブログを読んで「自分もカフェオーナーになる旅に出かけてみたい」という方がいらっしゃった場合、ネタバレになってしまうのであえて具体的には書きません。

ただ今回の仕事旅行を通して自分はここ最近「お店を持つ」ということを中心に考えすぎて「なんのためにお店を持ちたいのか」という部分を少し見失っていたなぁということに気づくことができました。カフェ業務の一日を実際に見て、実際に日々色々と試行錯誤しながら運営しているオーナーと色々なお話をさせていただいたことで、自分が「なぜお店を持ちたいのか」を再確認することができました。自分の場合はシンプルに「おいしいコーヒーを焙煎したい。そしてそれをたくさんの人に飲んで喜んでもらいたい。」というのがお店を作ろうと思った動機です。その気持ちの軸の部分をしっかりと持ちながら、お店に来た人に喜んでもらえて、その上で事業として成り立つお店のスタイルというものをこれまで以上にイメージしていきたいなと改めて考えることができた仕事旅行でした。

営業中に素人を受け入れる仕事旅行というのは、受け入れ側のお店にとっては結構なリスクを伴うと思います。そういった意味でも真摯に相談に乗ってくれ、お店をやるということの楽しさと厳しさを教えていただいたporo珈琲の笠原さんには改めてお礼申し上げます。また横浜方面に行った際には遊びに行きます!

そして悟理道珈琲は今度は足りないスキルを補うべく近々また別の仕事旅行に出かける予定です(笑)

※写真は仕事旅行終了後に頂いたまかないサンドイッチ。人生初まかない(笑)。使っているドイツパンがとんでもなくおいしかったです。


poro珈琲
住所:横浜市保土ケ谷区天王町1-11-4 矢澤ビル1F
電話:045-442-4667
最寄り駅:相鉄線 天王町駅北口から徒歩約4分
営業時間:[水~月]11:00~21:00[火]12:00~21:00

Pocket

関連記事