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2015-12-29

おいしいコーヒーの淹れ方 【道具編】 その1

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イベントでコーヒーを淹れていると、よくこんな質問をされます。
「どうやったらおいしいコーヒーを淹れられますか?」

これが単純なようでなかなか奥の深い質問なのですが、
その中でコーヒーの味を決める要素として重要なものをむりやり2つに絞ると
「豆選び」と「淹れ方」ということになるのではないかと。

このうち「豆選び」の方はこだわりだすと底なし沼に嵌ること間違いなし(笑)。
なので、ここで深くは言及いたしません。

「それが楽しいんだよ」っていう方はすでに立派なコーヒー上級者なので大丈夫ですが、
それ以外の方は信頼できるお店(できたら個人でやってる自家焙煎店)で
とりあえず「オススメの豆はなんですか?」と聞いてみましょう!
同時に味の好みとかを伝えればきっとあなたに合ったコーヒーを提案してくれるはずです。

で、もう一つの重要な要素「淹れ方」についてこれから何回かに分けて書いていこうと思います。
第1回は「道具編」です。

コーヒーを淹れる道具としてまず必要なものは「ドリッパー」と「フィルター」です。
上の写真の左側、計量カップに載っているのがドリッパーです。
ここに紙製のフィルターをセットして使います。
ドリッパーはメーカーごとにそれぞれ特徴の違う商品を販売しているのですが、
僕のオススメはハリオのV60ドリッパーです。


最近はハンドドリップで淹れてくれるコーヒー屋さんの多くがこのV60を使っています。
なぜ多くのお店に支持されているのかというと、
やっぱり「おいしいコーヒーを淹れられるから」なんだと思います。

V60は形状が円錐型で、お湯の出口は大きな一つ穴になっています。
そのためお湯を注ぐ量を変えれば、抽出されるコーヒーの濃度も変わります。
つまり淹れる人のやり方次第で同じ豆を使っても味の個性を表現できるドリッパーなのです。
なのでV60は「ネルドリップに近いペーパードリップ」ともよく言われます。

「あれ?ということはちゃんとした淹れ方が分からないとおいしく淹れられないのでは?」
と思われた方、正解です。
V60を使っておいしいコーヒーを淹れるには「淹れ方」も非常に重要になってくるのですが、
それはまた別の機会に【実践編】で書きたいと思います。

まずは「おいしいコーヒーを淹れるにはHARIOのV60がオススメ!」
ということだけ覚えておけば、あなたはすでに立派な脱コーヒー初心者です!

あ、あと一つだけ気をつけていただきたいことが。
V60のドリッパーを使う際には、必ず専用のペーパーフィルターを使いましょう。
たまに別のメーカーのフィルターを組み合わせている方がいらっしゃるのですが、
それだとV60の本領は発揮できませんよー。

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