実際Amazonってどのくらい売れるの?
2023年7月15日からAmazonにコーヒー豆の出品を始めて一か月経ちました。というわけで数字や傾向と対策、今後の目標などを簡単に記しておきます。
2023年7月15日~8月14日までのデータ
注文件数:33件
注文商品個数:35個
売上:44,400円
販売初日はインスタで告知したこともあってそこからの流入で注文していただいたのがほとんどでした。7月23日頃からはAmazonで検索ワードが指定できるクリック課金型の広告を一日の上限予算1,000円で掲載しており、以降はそこからの注文が8割を占めています。検索キーワードは「深煎り」「マンデリン」などマンデリンを販売するのに特化した形で設定しています。なので売れている商品のほとんどはマンデリンで、たまにブレンドが売れる程度です。
出品から半月くらい経ってからは1~2件/日の注文が入っていましたが、お盆期間はピタッと止まりました。お盆休み後半からはまた1~2件/日の注文ペースに戻っています。
広告を出しているとは言え、最初の一か月で平均1件/日を上回る注文があり、しかも毎日安定して売れ続けているのはうれしい誤算でした。正直夏場はAmazonのシステムに慣れたり、商品ページへのアクセスや注文の傾向を探るための実験期間だと思っているので秋以降コーヒー豆が本格的に売れるシーズンに向けていい準備ができたのではないかと思います。
今後の方針
Amazon出品での当面の目標は『今年中に一日の売り上げ10,000円で安定させる』ことなので、注文件数にすると『8件/日』が目指すべきところになります。要するにAmazonで月30万円の売り上げを作りたいと考えています。このくらいの売り上げがあれば、諸々の経費をひっくるめても満足のいく利益が出せます。ただしこのペースで注文が入ると一日2釜焙煎回数が増えることが確定するので焙煎時間の捻出も課題です。
売り上げを増やす方策ですが、悟理道珈琲としては「マンデリン極深煎り」をメインアイテムとして育てていきたいのでクリック課金型広告のキーワードの最適化や、時期に応じて上限予算を増やすことなどが必要と思われます。あとは商品レビューを増やすための地道な施策も必要かな。
Amazonは楽天と違い「店舗での出店」ではなくて「商品単位での出品」が基本的な考え方なのでサイト上でやれることはあまり多くないのですが、作りこめる部分はもう少し作りこんで購買意欲を高めるようにする必要も感じています。それでも「悟理道珈琲工房」としての存在感も出していきたいので、もし目標通り売れればブランド登録も検討したいところだけどそれはまだ先の話。
Amazonに出品してみたいと思っている方へ
コーヒーというジャンルに絞って考えると高価格帯のコーヒー豆の出品はあまりオススメできません。上述した通り店舗としての出店要素が薄いのでAmazonでは高価格帯の商品のアピールは難しいところがあります。高価格帯の商品を扱うコーヒー店は自社のブランド化もしっかりされているところが多いはずなので、自社サイトに紐づいた独自のネットショップの方がたぶん売りやすいです。
逆にウチくらいの中~高価格帯の豆であればAmazonへの出品はそこそこオススメです。ただし消費者からの率直なレビューが付くので商品に絶対の自信があることが前提となります。Amazonで最も売りやすいのは低価格帯の商品なのは間違いなく、その次が中~高価格帯(ミドル~アッパークラス)の商品です。ただしAmazonで販売する場合は「送料無料」が当たり前になってしまっているので、販売者側で送料負担することは前提にする必要があります。ウチの場合はそこを考慮して配送方法にクリックポストを採用しました。
その他、システムの月額利用料や販売手数料、広告費などが必要になってくるので利益は結構削られます。それでも「コーヒー豆だけ出品したい」とかいう場合には楽天よりもはるかに格安の金額で多数の消費者に見つけてもらえる可能性があるので、僕個人としてはAmazon出店はアリかなと思います。
難点としては商品登録のシステムがちょっと分かりにくいことが挙げられますが、慣れちゃえば何とかなります。なんなら登録した商品が売れない限り無料で使える「小口出品」というプランがあるので、とりあえずそっちを使ってシステムの操作に慣れてから「大口出品」に切り替えるということも可能です。(※「小口出品」はやれることが限られるので小口出品でそれなりの売り上げを作るのは難しい、というかほぼ無理だと思います。)