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2017-10-13

厨房コンクリート床の加工と今日の発見

工事日誌2日目。既存什器の破壊活動が一段落して厨房床の整備作業に入りました。

現場の床は厨房・客席ともにコンクリートの上にクッションフロアが貼られた状態なのですが、厨房側はクッションフロアを引き剥がして接着剤や汚れを取り除きます。言葉にすると簡単ですが作業量的には工事序盤の山場です。この作業は経費節減のため自分一人でやっちゃいます。

上の写真はクッションフロア引き剥がし途中の様子です。ゴルフクラブのようなサイズで先端がヘラ状になっているスクレイパーでこつこつクッションフロアを剥がします。ところどころ強めに接着されていてなかなかの重労働。

クッションフロアを剥がしたら次はコンクリート表面に残った接着剤や汚れをディスクグラインダーでちょっとずつ綺麗にしていきます。汚れやコンクリの粉が飛び散って霧がかかったように室内が真っ白になるのでマスクは必須です。

電動工具を使うのであっという間に終わりそうな感じもしますが、さにあらず。上の写真のちょこっとだけきれいになっている部分。この部分を削るだけでだけで2時間かかってます。このあともう2時間作業して全体の4分の1程度を削ったところで本日の作業終了!残りはまた明日。

<今日の発見>

分電盤の横からこんなものが出てきました。読んでみたら蔵の漆喰などを補修した際に書かれた覚書みたいです。判別できた範囲で一番古いものはなんと昭和8年に記されています。今井さんという職人さんの名前が記されていたのですが、工事をお願いしている大工さん曰く「昔の著名な左官さん」とのことで、こんなところにもしっかりと栃木の歴史が刻まれていました。こんなにいろいろな人の手によって支えられてきた建物の一部を自分がこれから使わせてもらうのだなと思うと気持ちが引き締まります。

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