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2020-08-19

2020年6月の収支報告(動画バージョンもあります)

2020年6月の収支報告です。

緊急事態宣言が5月25日に解除されて、そこそこ平穏な雰囲気だった6月。と言っても通常だと梅雨時期で売上は落ちるのですが、今年に限っては「例年の傾向」というものが全く通用しません。さてそんな6月の収支データです。

  • 売上:495,274円(店売・卸の合計)
  • 雑収入:125,000円(新型コロナウイルス感染拡大防止協力補助金)
  • 前年比:116.5%(雑収入を含まずに算出)
  • 仕入合計:168,590円(原価率34.0%)
  • 経費合計:213,970円
  • 営業利益:112,714円(雑収入を含まずに算出)
  • 営業日数:24日
  • 一日あたりの売上高:20,636円 (雑収入を含まずに算出)

まず5月の「持続化給付金」と「感染拡大防止協力金」(いわゆる休業補償)に続き栃木市から「新型コロナウイルス感染拡大防止協力補助金」を頂戴しましたのでこれを雑収入として計上しています。店舗の運営の実情が見えにくくなってしまうので営業利益等の計算からは除外しています。

売上自体は前年比116.5%、日商も久しぶりに2万円超えと6月にしては悪くなかったです。天気もずーーーっと雨続きだったわりには平日週末ともそれなりの来客がありました。特に下旬に他都府県への往来が緩和されてからの週末は観光客が目に見えて多くなりました。(これがこのブログを書いている8月上旬の感染拡大につながってくるわけですが。)

売上のわりに営業利益が良くないのは持続化給付金などの助成金で懐が潤ったのでそれなりにいろいろとムダ使いをしたためです(笑)。取っておいても結局税金で持っていかれる可能性が高いし、かと言って使いすぎても良くないし・・・なかなか扱いが難しいお金ですね。

近隣のお店の方などからも「6月になって徐々に客足が戻ってきた」という話が聞けるようになりました。どこも新型コロナの感染対策で席数を削ったり、消毒の徹底をしたりと大変だとは思いますが、状況に合わせて対応していくしかないのが現状です。

悟理道珈琲でも以前は11席あった客席を現状7席に減らしています。さらにその7席中4席は大きなテーブル席なので相席を制限しているため、巡り合わせが悪いと4人で満席という状況に陥ります。効率が悪い事この上無しなのですが、席数を減らすと売上にどういう影響があるのかということには興味があったので経過観察してみたところ、今のところ「影響は軽微(もしくは殆ど無し)」と言えそうです。

考えられる理由としては「コーヒー店特有の回転率の高さとテイクアウトの気軽さ」と「お客さんが気を遣ってくれている」が挙げられます。食事を伴うカフェとは違いほぼ飲み物だけの当店ではコロナ以前からお客さんの滞在時間は短めです。さらに混み合う週末は満席状態で店内に入ってくる人が居た場合、多くのお客さんが席を譲ってくれています。非常にありがたいことです。

一方で上記の通り相席を制限しているので一見席が空いている状態でもテイクアウトをお願いする場合もあります。大半のお客様はテイクアウトを容認してくれるか、買わずに帰るか(これは全然OK)なのですが、1回だけ「空いてるんだから中で飲ませろ」とごねられました。残念ながらこのお店のルールは僕なのでお断りしましたが(笑)。

悟理道珈琲はそもそもハウスルールがうるさいお店なので、こうしたコロナ下のイレギュラーな状況でも後付のルールをガンガン追加できるのですが、普段の客の満足感を接客対応の部分でも重視しているお店はこういうときに大変だろうなぁとお察しします。普段から接客は雑にして、面倒な客には「もう来るな」という空気感を身に纏った対応をしておくとこういう時に気が楽なのでオススメです。(こういうことを書くと誤解されることが多いのですが、僕の基準で普通の方や感じの良い方には僕だって普通の接客をしてますよ。もちろん「普通」のレベルが低いことは自覚しています。)

話が逸れましたが「コロナ前」と「コロナ後」では商売の価値を置くべき場所が大きく変わってきているような気がします。今回は収支報告なので、そのあたりのことはまた別の記事に書くか、動画で言及しようと思っています。

そんな感じで2020年6月の収支報告は以上となります。

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