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2021-04-02

令和2年(2020年)の収支報告

確定申告書を基にした令和2年(2020年)悟理道珈琲の収支報告です。毎月の収支報告後に小さな修正が入る場合がありますので、合計の数字が多少ずれている点はご了承ください。

  • 売上(収入)金額(雑収入を含む):7,872,884円(前年比:114.0%)
  • 仕入金額:1,658,428円
  • 原価率:21.1%
  • 経費:3,759,352円
  • 営業利益:2,455,104円(前年比:251.9%)

コロナ禍に見舞われた2020年でしたが終わってみれば収入、利益ともに前年を上回りました。ただしこれはコロナ禍で売り上げが減少する中「持続化給付金」などの助成を受けられたことが大きく、振り返ってみればやはり消化不良な一年だったことは否めません。

本来であれば営業開始から3年目ということで活動の幅を広げ飛躍を目指した年だったのですが、全く身動きがとれず忸怩たる思いで日々を過ごしていました。2021年も社会情勢的には「我慢の年」だと思っているので、最低限の営業ができればいいかなと思っています。

さて、せっかく「小さなお店」を始めたい人向けに公開している数字なのでもうちょっと細かい点も見ていきたいと思います。

お店を始めるにあたり既に挙げた「仕入金額」以外で気になるのは「水道光熱費」「消耗品費」「地代家賃」といったところではないでしょうか?「地代家賃」は物件によって異なり比較することに意味がないので省きますが、その他の2つの年間経費は以下のようになっていました。

  • 水道光熱費:232,934円
  • 消耗品費:435,078円

水道光熱費には「上下水道」「電気代」「灯油代」が含まれます。「消耗品費」はお店で使う紙コップや豆を入れる袋、その他の細々としたものの多くが含まれます。この二つは仕入れ同様減額するのが難しい経費ですが逆に急に増えたりすることもないと思うので、ウチと同じ規模で営業したら大体同じくらいになると思います。ぜひ事業計画書作成時の参考にしてみてください。

あとはホントに細々した経費ばかりなのですが、ちょっと面白かったので最後に紹介しておきたいのが「支払手数料」です。この項目はクレジットカードやその他キャッシュレス決済の手数料が主なのですが、その金額は以下の通りでした。

  • 支払手数料:32,047円

これを売り上げ全体に占める割合で表すと0.4%になります。確かにキャッシュレス決済を使われた場合には毎度3%弱の手数料が差し引かれますが、売上全体で見れば負担割合はわずか0.4%です。昨年はコロナ禍の影響もあり現金の利用を控えキャッシュレスに切り替える方も多かったのですがそれでもこんなもんです。おそらくですがキャッシュレスを導入したことによる経費の増加よりもキャッシュレスが使えないことによる機会損失の方が大きいのではないかと推測できます。というわけでこれから小さなお店を始める方のキャッシュレス決済の導入は検討するまでもなく必須です。

というわけで令和2年(2020年)の収支報告は以上です。

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