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2018-01-17

店内BGMについて

雨です。

思えば開店してから約一ヶ月、しっかりと雨という日はありませんでした。

雨の栃木市内は人通りがまばらです。故にヒマです。

というわけでこういう日は徒然なるままによしなしごとを書いてみたいと思います。

今日は店内BGMについてです。

僕は90年台中盤から後半にかけて高校~大学の青春期を過ごした世代です。当時は今となっては信じられないくらいCDが売れていた時代でPOPやロックの流行歌はミリオンセラーが当たり前だったのですが、僕はそんなヒットソングには目もくれず、高校時代からテクノやテクノポップを聴いていました。

テクノを聴くきっかけは電気グルーヴだったのですが、そこをきっかけに時代を遡ってYMOやクラフトワークを聴き漁り、また逆にR&SやWARPといったレーベルから出る当時の最先端のテクノにも徐々に触れるようになりました。

今では当たり前に各地で開催されている野外音楽フェスやレイヴも当時はまだ無く、富士山の裾野にあった遊園地「日本ランドHOW」で開催されたオールナイト野外レイヴ「RAIBOW2000(※)」に友人と一緒にTシャツ1枚で参戦して、夜の寒さで死にかけたのも今ではいい思い出です。(※石野卓球、ケン・イシイ、underworld、細野晴臣、CJボーランドなど今見ても錚々たる顔ぶれが一同に介した伝説のイベント。)

青春時代のど真ん中をこんな感じで過ごしていたので、今でも当時のCDは大切に保管していて大人になってもずっと聴き続けているわけです。

昔から「いつか自分のお店を持ちたいな。そうしたら店内のBGMはテクノにするんだ!」というよく分からない野望があったので、いまこうしてその野望を実現できてとても幸せです。

御存知の通り当店は築80年以上の古い商家をなるべく当時の雰囲気を残しつつ改装しているので最初は「この雰囲気にテクノは合うのだろうか?」という心配をしていたのですが、いざ開店してみたら全く心配無用でしたね。

YMO、クラフトワークなどのテクノポップから、デリック・メイ、Orbital、Orb、SunElectricなどのデトロイトや純テクノやアンビエント、Aphex Twinなどのなんだかよく分からないヤツまで、不思議なほどにこの古い建物に馴染んでいます。

僕としてはおじいちゃんやおばあちゃん世代のお客様が、こういうテクノの流れる店内でひとり静かにコーヒーを飲まれている光景を見るのが無上の幸せだったりします。

というわけで音楽の趣味が合う方がいらっしゃいましたらぜひテクノトークができれば幸いです。

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