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2018-02-07

悟理道文庫 新着本のご案内

悟理道珈琲にはだいぶ趣味の偏った本が並んだ本棚がございます。気になる本がありましたら手にとっていただき店内で自由にお読み下さい。本日から写真の4冊を追加しました。

左京区七夕通り東入ル

京都を舞台にした大学生の恋愛モノです。文学部の女の子と理学部数学科の冴えない男の子のやり取りにキュン死することまちがいなし・・・なんですが、個人的にはこういうタイプの女の子は付き合って半年ぐらいで恋に恋することから覚めて「他に好きな人ができたから別れてほしいの」って切り出してくるタイプだと確信しております。

カメリ

人が居ない世界で織りなすモノとも生物とも言えない不思議な存在たちの日常を描いたファンタジー。最後までそれぞれの存在が意味するところが見えてこず、独特な世界観が維持されています。そういう意味では非常に上質なファンタジー。

賃労働と資本

資本主義の世界において会社に雇われて働いている限りお金持ちにはなれないし、富は結局経営者サイドに偏るというアタリマエのことがアタリマエに書かれている本。面白いのはこれを読んでも大半の人が「自分は搾取されている側なんだ」という現実を直視しないという事実。実は経済学ではなくて心理学の指標的な本なのかもしれません。

遠野物語

言わずと知れた、民俗学者・柳田国男による民間伝承の怪異譚を一冊にまとめた本。座敷わらしとか有名ですね。寝る前に適当にページを開いてそこだけ読むのに最適なので、ウチのお店でも適当にページを開いてちょっと時間つぶしに読むには向いていると思います。

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