【DIY】ドリップスタンドを作ろう!
イベントに出始めた頃に作ったドリップスタンド1号機。
愛着はあるもののサイズが大きすぎたり、高さがおかしかったりと
ノープランかつ勢いだけで作った弊害が大きかったので反省を生かした2号機を作りました。
一日あればDIYで意外と簡単に作れるのでオススメです。
役に立つかは分かりませんが工程を簡単に載せておきますので、
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ドリップスタンドの材料
- 木材(幅150mm、長さ1000mmもあれば十分)
- 塗料(今回はワトコオイルを使いました)
- 真鍮パイプ
- 木工用ボンド
- 釘
- 工具類
必要なのはこれだけ。材料費1,000円もあればできちゃいます。
工具類に関してはやっぱり電動のものがあると便利ですが、
無ければ無いでノコギリと紙ヤスリと金づちがあればなんとかなります。
とは言っても何かと便利な電動ドリルくらいは欲しいところですが、
ホームセンターで工具を貸してくれたり、カットや穴あけをしてくれる
サービスもあるので電動工具がない場合はそちらを利用しましょう。
ちなみにDIYにオススメの家庭用電動工具は
BLACK+DECKER(ブラックアンドデッカー)のマルチツール。
ヘッドを取り替えるだけでドリルやドライバー、丸ノコ、サンダーと
その名の通りマルチに使えて1台あればほとんどのDIY作業ができちゃいます。
設計図を書こう!
「書こう!」って言っといてなんですが、
このくらいの工作なら詳細な設計図は書かなくても大丈夫です。
写真は作る前にノートに書いた寸法図ですがこんなに大雑把でもなんとかなります。
ただし各部材のサイズだけは決めておかないと材料のカットができないので、
必要な寸法だけはきっちり決めておきましょう!
あとで組み立てる時に「あれ?おかしいな・・・」と思ったら、
その時に調整すれば大抵なんとかなります(笑)
材料の下ごしらえ(カット・ヤスリがけ)
部材の寸法が決まったら寸法通りに材料をカットします。
自分は電動の丸ノコを使っているので楽勝ですが、
普通のノコギリで手作業でカットするのは結構大変・・・。
なので前述したとおりホームセンターで工具を借りるか
カット作業を依頼しちゃったほうが断然楽です。
依頼する場合には寸法図的なものを要求されますが、
上の設計図みたいな適当な感じのものでも案外大丈夫ですよ。
こちらはサンダー(ヤスリがけ)作業。
今回は塗装にワトコオイルという浸透系の塗料を使うので下地処理が必要になります。
塗装は組み立てが終わってからでもOKですが、
ヤスリがけは組み立てる前にやっちゃった方が楽です。
カットした部材がこちら。板4枚のシンプル構造。
これを組み上げてドリッパーを載せる真鍮パイプをはめ込むだけです。
真鍮パイプは板の厚みの半分くらいまでドリルで穴を開けて、
そこにちょうど嵌め込める長さにカットします。
パイプカッターがあればサクッとキレイに切ることができます。
仮組み・組み立て
部材のサイズに間違いがないか仮組みをして確認。
多少ずれとかがあっても使えればOKという寛容な気持ちがDIYには必要です。
問題なさそうだったらとりあえず木工用ボンドで仮留めします。
ボンドが乾いたら必要な箇所を釘で固定。
塗料によっては釘には塗装がのらないので
最終的な塗装色に合わせた色の釘を使うと出来上がりがキレイです。
今回は塗装でアンティーク感を出すので金色っぽい釘を使いました。
塗装(ワトコオイルでオイルフィニッシュ)
塗装には大雑把に言って「木の表面に塗装膜を作るもの」と
「塗料を木に浸透させるもの」があるのですが、個人的には後者のタイプが好みです。
後者のような浸透式の塗料で仕上げることを「オイルフィニッシュ」と呼びます。
塗装膜を作る塗装と違い、
木目をハッキリさせたり、触ったときの木の質感を残すことができます。
今回使ったのは「ワトコオイル」という最近DIYで人気の浸透式塗料です。
ワトコオイルの中でも一番濃い目の「エボニー」という色に仕上げました。
古材のようなアンティークっぽい仕上がりになります。
木目の濃淡もとってもキレイです。
薄い色から濃い色まで色数が豊富な塗料なのでお好みで選べます。
オイルフィニッシュで仕上げるために重要なのは木材の下地処理です。
細かめの紙ヤスリ(240番以上)で磨いておくのが推奨されていましたが、
手元にサンダー用の紙ヤスリが120番しかなかったので今回は120番で下地処理しました。
結果的には全く問題ありませんでした。
一度塗って表面が乾いたらもう一回上から塗る2度塗りをします。
2度塗りしたらすぐウェス(布)で余分な塗料を拭き取ります。
説明書には拭き取り前に「400番の耐水紙ヤスリで湿式研磨するといい」って書いてありますが、
面倒なので必要ないと思います。普通に2度塗りすれば充分キレイです。
塗装後きっちり乾燥するには2日ぐらい必要ですので気長に待ちましょう。
匂いもしばらくすれば消えていきます。
ドリップスタンド2号機完成!
こんな感じで完成です。
1号機の反省を生かしたので、
コンパクトかつ使いやすいドリップスタンドができました。
次回以降のイベントできっと活躍してくれることでしょう。
自分はコーヒーの淹れ方の都合上、段差をつけた2段構造にしましたが、
ご家庭で使う分には写真の半分の部分があれば大丈夫なので、
設計から組み立て塗装まで一日もあればできちゃうと思います。
皆様もぜひDIYで素敵なドリップスタンドを作ってみませんか?