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2018-03-06

君主と軍師

ひさしぶりに徒然なるままの駄文です。

子供の頃から三国志が好きで、中でも諸葛孔明が大好きということもあり自分は「参謀」「軍師」という立場に昔からすごく憧れています。

その影響なのかは分かりませんが、僕は自分自身の適性は優れたリーダーの片腕として知恵や方向性を提供することだと思っています。

自分にはリーダーシップは無いし、他人と折り合いをつけて上手に世の中を渡ることを是としない人間なので、脱サラしてお店を始めたいま改めて「孔明は劉備が死んじゃった後、劉禅のアホのせいで事実上の蜀のリーダーになってしまったことは不本意だったんだろうなー」と勝手に共感しています。「漢王室再興のために」って北伐を続けた孔明ですが、心のなかでは隆中に帰って晴耕雨読の老後を送りたかったであろうことは想像に難くありません。

孔明には劉備という心から敬愛できる主君がいましたが、自分の方は残念ながらこれまで劉備のような自分の能力を捧げてみたいと思わせてくれるような人には出会ったことがありません。17年間会社にいて「もう今後そういう人に出会うこともあるまい」と諦めたのも独立開業した理由のひとつです。コーヒー屋としてひとりぽつんと広い野に出ることで、これまでに見たことのない魅力を持った人に出会える可能性が広がるんじゃないか?と本気でそう思っています。

いつかそういう人と出会ったときのために自分は日々面白いアイデアを考えては磨いています。「だったら自分でやればいいじゃん」という意見もあるかと思いますが、残念ながら前述の通り自分には物事を力強く引っ張るリーダーシップの適性はありません。それでは結局北伐が上手くいかず、いたずらに五丈原に散った孔明と同じ道を辿るであろうことは明白です。

優れたアイデアというものは実行力と魅力のあるリーダーと出会って始めて実現されます。逆に実行力と魅力のあるリーダーに優れたアイデアがなければそれは周囲を振り回すだけのただの独りよがりです。たまにどちらも兼ね備えた人もいるのですがそういう人は本当にまれ。現実的には自分の適性を見極めて足りない部分を補い合える人とパートナーシップを組んで面白いことが実現できるのだと思います。

どこかに劉備のような魅力あふれる君主はいませんかね?

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